「ものづくり」への挑戦

小さな力で大きなパワーを発揮する=油圧
(株)ハイドローリック

ものづくり日本を支える元気企業をご紹介します。

東京の下町、相撲でおなじみの両国からほど近いところに1972年創業の(株)ハイドローリックがある。

社長の芝崎和男氏は高校卒業後、一級建築事務所で設計技師として数年勤務し、その後大学の哲学科を卒業。そして商社の油圧関係のセールスエンジニアリングとして活躍しその中で、お客様のクレームや相談などのコミュニケーションの中からビジネスのヒントをつかみ独立に至った。
ハイドローリックHPより
Copyright Hydraulic Co.,Ltd

「お客様のクレームの中にビジネスチャンスがある」をまさに地でいく芝崎社長は「当時の機械はトラブルが多かった。そこで、機械を部分ごとのパーツに分け、不具合の箇所だけすばやく交換できるユニット型にした。」この思想をもとに、スキー場リフトの油圧式ブレーキ生産を請け負うことに成功し、スキーシーズン中はサービスのため全国を飛び回った。さらに、工務店での経験を生かし図面出しまでおこない、サービスの良さも相まって大きな得意先を得たという。 

納品間近の油圧ブレーキ

ハイドローリック社の業務内容は油圧シリンダー・油圧ポンプユニットの開発、設計、製造。たとえば、スキー場のリフトやゴンドラの電気が何らかの原因でストップしたときスムースに停止するのは油圧ブレーキが作動するからだ。同様に、ロープウエイなどにも使われている。このような製品を全国のスキー場などに納めている。
「すみだ優良工場推進運動」モデル工場
巨大人形の製作
オリジナルジグソーパズル(合同展にて)

ハイドローリック社は1997年東京墨田区の「すみだ優良工場推進運動」モデル工場の認定も受け、新しいことにもどんどんチャレンジしている元気企業だ。
自社ホームページ(http://www.hydraulic.co.jp)を開設しネット上で一部上場企業の仕事を受注したり、製造困難と言われた有名アーティストの巨大人形の製作に協力し完成させたりと技術力に裏打ちされた信頼が備わっている。また今回(2002年8月28〜31日)東京ビッグサイトで開催されたPRINTEKTOKYO 東京グラフィックスフェア合同展にコンパクトタイプの自社新製品「ジグソーパズル製造マシーン」(同社HP:新製品情報に詳細掲載中)を発表し好評を博した。


ジグソーパズル製造マシーン(合同展にて)

メーカーにとって自社製品がヒット商品になるのは夢であり目的でもあるが、その日はさほど遠くないだろう。ハイドローリック社は今日も企業のニーズに応えながら、その熱い視線はユーザーに注がれている。

(東京都発信)

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