お待たせしました。ビタミンエッセイ白銀号全開発信です。どうぞお楽しみください。


元気な文章書くためのアドバイス

No. タ イ ト ル
著 者 名
1
二倍の幸せ 原田 武信 著
この夏中学の教え子Kが、山小屋に遊びに来ないかと電話をかけてきた。山小屋は、車で二時間かかる県北の八幡平にある。「行く」と返事をしたものの、私の心は重かった。遠いこともあるが、何しろ卒業後彼に会ったのはたった二回しかないからだ。
2
須田 均 著
小学生でも、八名で小一時間も捕ると、魚や蛸や貝などの海の幸がけっこう集まる。みんなで焼いたり生で食べたりした。それでも余ると、残りすべて先生にあげるのが暗黙のルールだった。私の釣ったアイナメは、先生の夕食のおかずになった。
3
焼け野原を駈ける 濱田 優 著
あれから60年、多くの都市が焦土と化し、築き上げたもの全てを失った日本は、苦しい戦後の混乱期を乗り越えて、不死鳥のように甦った。焼け跡の瓦礫の山から立ち上がった、ぼくらの親や先輩たちの汗と血の労苦を思い遣れば、当面の課題や将来の不安なんぞ今の人たちに克服できないわけがない。
4
トマトが運んでくれた幸福 長坂 隆雄 著
販売店で目にする人工的に均一化されたトマトではなく、凹凸のある、色彩もまちまちな、個性的ともいうべきトマトを目にするたびに当時の風景が懐かしく思い出される。初夏の畑にトマトが色づく頃、私たち夫婦を結びつけてくれた大自然の縁を有り難く感じる今頃である。
5
ホワイト繰り済ます 今野 芳彦 著
心の隅にあった不満と愚痴がポロッと出てしまったのだ。これが致命傷。即、彼女から三下り半の宣告を受け、恋の炎は鎮火した。このように根っからドジなもんで、恋の道に関しては数々の汚点を残している。後悔しても自分が選んだ女性だしなあ・・・。自慢じゃあないが、逆に選ばれたことなども無い。
6
牛乳のふたとゴミひろい 梓 光一 著
友達のいい面を見て、すばらしい行為だと思い、それを「いい」とか「よかった」と素直に感じ、それをみんなの前で発表できた春香さん。これも「できそうで、できないこととが、できたこと」ではないかなあと思った。
7
一本のアクエリアス 眞保 慶一 著
年齢は二十代後半だろうか・・・。髪も少し茶色に染まっている。《・・・俺、何かしたっけ・・・》とビビッテいると、「暑いやろ、これ飲め」と目の前に差し出されたものはアクエリアスだった。
8
旅が大好き 佐藤 謙治 著
「何も知らずに死ぬんだなー」
航空隊の広い浴場は、芋を洗うように混雑をしていた。
そのとき、ひげ面の兵曹と顔をつき合わせると、彼はつぶやいた。
9
フラダンス一年生 宮尾 美明 著
出られるわけ無いでしょう、仕事じゃん。
「あっ、そう。いいですよ。本番だけで」
いきなり本番。ということであれよあれよという間に舞台に立っていた。初めてのフラダンスの発表会。

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